昨年、娘が生まれた。

両家にとって初孫であり
身内にとてもとても祝福されている。
お祝いも頂き、
個人的に懸念していた
娘の将来の学費問題もなんとかなりそうだ。
本当に感謝しているし
自分の経済力の無さに情けなくなった。
だが妻よ安心してくれ。
もし私が死んでも学資保険に入ったので
残りの学費は「日本生命」さん持ちだ。

そんなある日
遠くに住んでいる
娘からみて、おばあちゃん(私の母親)からLINEが届いた。
どうやら孫の為にセーターを買ってくれたらしい
どれどれ…
どんなセーターなのか見てみよう…

…
…
「ペルー」から直輸入した「アルパカ」セーターらしい。
アルパカも、まさか自分の毛が
このデザインになるとは思ってなかっただろう。

私は今まで36年間息子をやらせて頂いているが
ペルーから直輸入してもらった事は一度も無かった。
それだけ孫が可愛いという事か。
なんにせよ感謝である。
しかしこのデザイン…

よく見るとダサさが一周回って
なんだか芸術品のように見えてきた。
近所のイオンには着ていけないが
「国立新美術館」でなら逆にアリな気がしてきた。

アルパカの毛を使った服飾品は
けっこう良い値段するって聞いたことある。
初孫の誕生で金銭感覚が狂い始めているのだろう。
おばあちゃんは遠くに住んでいるのに
娘の生後2ヶ月で「アカチャンホンポ」の会員カードを作っていた。
おばあちゃん「ちっこい靴が5,000円もすんのよwww」

布の面積的には成人の靴の半分以下であろう。
小さい分手間がかかっているのだろうか?
それにしても高いだろう。
韓国の子ども服用の通販サイトは
アホみたいに安いぞ。
完全に「金銭感覚が狂った老人」を狙っている感じがする。
一方、妻の両親も孫を盛大に歓迎してくれていて
普段の面倒を見てくれる事など
お世話になりっぱなしなのだが
最近は生後3ヶ月の孫に
「知育玩具」を与えてくれている。
娘よ。すでに英才教育は始まっている。
会社でウンコを漏らす私のようになってはいけない。
今は妻がある程度正気を保っているので
なんとかなっているが
万が一妻まで金銭感覚が狂い出すと
我が家は「火の車」になるので注意して暮らしていきたい。
「日本生命」さんのお世話にならないように。

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