イケメンのT中先輩に初めて怒られた話

イケメンのT中先輩に初めて怒られた話_title 体力

それは10年ほど前の
私が20代前半の時の話である。

当時大きな会社に出向していた私は
一周りほど年上のT中先輩のサポートとして働いていた。


ちなみにT中先輩はかなりのイケメンである。

もし私が女性だったら
「ちょっと先輩の事好きかも…。」
思った事であろう。

当時は業界全体的に労働環境が劣悪で
私がいた職場もそれに漏れず
今だと完全にアウトな働き方が常態化していた。

基本的には一本の大きな仕事を
約一ヶ月かけて行うのが通常の流れだ。

最初の一週目あたりは
比較的ゆったり仕事が始まり、

日に日に段々と忙しくなり

最後の一週間は家に帰れれば奇跡位
とてつもなく忙しい一週間といった具合だ。

そんな劣悪な労働環境でも唯一救いだったのは
イケメンのT中先輩が心までもイケメンだったからである。

神様は平等を履き違えてると思った。

T中先輩は仕事に対して非常にストイックだったが
後輩の私に怒る事はまったく無かった。

業界的に職人気質の怖い人が多い中で
決して怒らないT中先輩には精神的にかなり救われた。

もし私が女性だったら
「先輩……抱いて!」と思った事であろう。

当時何もわからなかった私は
T中先輩から学ぶ事が多々あった。

今でも私の考え方の芯に、その時の教えがある…気がする

……多分。

そんなある月

一本の大きな仕事は荒れに荒れ
悪魔の最終一週間に突入していった。

仕事が完了するまでの一週間は
毎日朝方まで仕事をして

2〜3時間ほどソファーで睡眠をとり
食事もままならずに働き続けるという

非常にタフな動きだった。

そんな中でもT中先輩は後輩の私を
けっして怒る事はなく

優しく仕事を教えてくれ
黙々と働き続けていた。

もし私が女性だったら
「先輩……結婚してください!」
思った事であろう。

2人は連日
疲労やプレッシャーと戦いながら
ただひたすらに働き続けた。

そして遂に…

紆余曲折あったが
一本の大きな仕事はなんとか終了した。

仕事が終わったのは真夏の昼間だ。

2、3日前から2人はまったく寝ていないし
ろくに飯も食ってない。

終わったとはいえ

別会社の確認待ちなどがあり
少しの間会社に待機している必要があった為

私は忙しくて吸えなかったタバコを
ゆっくり吸いたいと思い一人で会社のテラスに移動した。

疲労が限界を超えている中
真夏の強すぎる日差しが身体に染みる。

だが長期間の重圧から開放された一服が
格別なのは経験上わかっている。

多少暑くても構わない。

そんな思いでタバコに火をつけ
最初の煙を吸った瞬間である…

おそらく長期間の
極度の緊張から開放された脳がバグったのだろう。

余りにも自然に…

それは梅雨の後

葉からこぼれ落ちるしずくのように…

うんこを漏らした。

気付いたときには遅かった。

myパンティに感触がある。

これは屁ではない。

当時20代前半の私でも
それは感じ取れた。

極度の疲労が溜まっていた私は
何故かうんこを漏らしているのにも関わらず
そのままタバコを一本吸い終えた。

そしてゆっくりと
被害が拡大しないように
歩幅を調整しながらトイレに向かった。

トイレに着いた私は個室に直行し
パンティの中の被害状況を確認した。

……私は目を疑った。

パンティの中に茶色の物体,ひらがなで う

その瞳にはなんと

ひらがなの「う」と書かれた
茶色の物体がくっきりと映し出されていた。

勘亭流(かんていりゅう)だった。

あの力強く美しい曲線は
おそらくモリサワフォントだったと思う。

ある程度myパンティの処理を終え

一週間風呂に入ってない体臭と
微かなうんこの臭いが
ケミストリー状態の私は

T中先輩の元に戻った。

この出来事を

自分だけの胸の内に潜めておくのは勿体無い。
そんな感覚から

イケメンの優しい
T中先輩に報告を決心した。

私「T中さん聞いてください。

今テラスでタバコ吸ってたら

……うんこ漏らしちゃってw

パンツの中確認したら茶色で
ひらがなの って
書いてありましたwww」

イケメンの優しいT中先輩なら
この気持ちをわかってくれるだろう

そんな風に考えていた私は当時若かった。

T中先輩「嘘つくんじゃねえっっ!!怒」

…初めてT中先輩に怒られた。

もし私が女性だったら

「あなた!もう実家に帰らせていただきます!」と思った事であろう。

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