足立区の勝負師K君

足立区の勝負師K君_title ギャンブラー

それは15年前ほど前の
私が20歳前後の時の話である。

当時私は東京のスラム街、足立区という
暴力が全てを支配している土地で暮らしていた。

東京のスラム街足立区の風景

足立区の青年達は消費者金融に通ってパチスロを打つのが義務なので私も例に漏れず良く打ちに行っていた。

パチスロの台確保券の1番

私にはKくんという中学生時代からの友達がいて
彼は根っからのギャンブラー気質だった。

彼が高校生の時に親から支払いを任された
家の水道代を原資にして

パチスロ屋の開店から
「スロット4号機の名作 大花火」を打ち始めた時は

足立区民の私でさえも
コイツは人間として最低だと思った。

パチスロ4号機の名機「大花火」のイメージ

そんな彼とも
お互いに20歳頃になると別々の道を歩み始め
たまに会う位の付き合いになっていた。

 

そんなある日…

K君から電話がかかってきた。

「…金 貸してくんねえ? 10万円。」

長い付き合いだったので
今まで少額の貸し借りはあったが
足立区民の20歳にとって10万円は結構な額だ。

 

なんでもK君の話によると
10万円でパチスロの攻略法を買って
大金を稼ぐらしい。

 

普段なら貸さないのだが

当時「スロット4号機の名作 吉宗」
月100万円以上勝っていて財布に余裕があった私は

「わかった貸してやる。大金稼いだら色つけて返せよ」と
彼に返事をして後日10万円を彼に貸した。

10万円,札束,万札,一万円札,諭吉

金を貸してから何週間経っただろうか…

彼からの連絡はまったく無い。

 

バックレたのであろうか…

足立区なら珍しい事ではない。

しかし私は状況を把握するため
K君に連絡を入れてみることにした。

…何回電話しても出ない。

仕方ないのでその時は諦めた。

 

 

…さらに半年ほどたったある日

K君の電話は解約されていた。

そして
共通の知人を通じて驚愕の事実を知った。

知人「K君? あいつ捕まったよ」

っ!?

ちょっと危なっかしいヤツだったので
2割位は死んだかと思っていたら

まさか収監されていたとは…

逮捕,手錠のイメージ

しかし足立区なら珍しい事ではない…

10万円は惜しいが
私はK君を気にせず暮らす事にした。

 

K君がいつシャバに出てくるかわからない中

さらに
5年ほどの月日が経ったある日…

私の電話が鳴った。

なんとK君からだった。

K君からの連絡が来たイメージ

K君「久しぶり。ごめん 捕まってた。
あの時10万円借りた事が胸に残ってて。電話した。」

 

どうやらK君は刑務所でしっかり更生したようだ。

K君「今は金無いから返せないんだけど。
連絡だけしとこうかと思って。」

 返せんのかーい。

 
私「わかった…金出来たら返せよ」
返事をして電話を切った。

 

さらに5年ほどの月日が経った今…

K君からの連絡は一切無い。

快晴,青空

K君へ

この記事見ていたら今すぐ10万円を返すんだ。
利子を付けてくれて構わない。

パチスロで勝ってからという思考はやめにしよう。

ひとまず消費者金融に行くのが良いと思う。
プロミスがおすすめだよ。

 

連絡待ってます。

 

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